idea factory from newspaper 2003 10 22
安さ競争(price and quality)
「脱低価格」という記事は、おもしろいですね。
しかし、消費者にとって、やはり、安い方がいい。
ただし、安いとは、必ずしも、値段が安いことではない。
値段が安くて、品質がよいことが条件である。
いくら値段が安くても、品質が悪ければ意味がない。
最近、デジタルカメラに、高性能なものが発売されました。
高性能な写真が撮れれば、その写真を、
フォトレタッチソフトを使って、
さらに、美しいものに、画像処理をしたくなりますね。
フォトレタッチソフトには、フォトショップという定番のソフトがあります。
このフォトショップは、値段が、10万円ぐらいします。
私は、お金を節約するために、このフォトショップを買いました。
そして、この10年間、このフォトショップを使い続けています。
友人は、なかなか満足できるフォトレタッチソフトがなくて、
毎年のように、買い換えています。
新しいソフトが発売されれば、そちらの方が使いやすいのではないか。
渡り鳥のように、次から次へと、フォトレタッチソフトを買い換えています。
「今度こそ、芸術的な写真を作る」という意気込みは、強いです。
彼の意気込みは、尊敬に値するが、
しかし、彼は、カネの使い方を知らない。
カネの使い方を知らない人が多いかもしれない。
これは、学校でも教えてくれないし、親も教えてくれない。
価格+品質=価値。
教育(education)
「ゆとり教育」は、「学力低下」を招いた。
しかも、「ゆとり教育」は、「学力格差」を拡大した。
勉強ができる子供にとって、
学校の授業の時間が減った方がよい。
勉強ができる子供にとって、
学校の授業の進行速度は、あまりに遅い。
勉強ができる子供にとって、
学校の授業の進行速度に、自分の学力速度を合わせるのは、苦痛になっている。
だから、それならば、授業は、少なければ少ないほどよい。
官僚統制教育は、廃止すべきである。
官僚統制教育は、国民の学力低下には効果があるが、
国民の学力向上には効果がない。
アメリカ(America)
アメリカは、自転車だと思う。
こぐことをやめれば倒れる。
「こぐ」とは、開拓者精神のことである。
アメリカが、開拓者精神を失った時に、アメリカは倒れる。
アメリカが、開拓者精神を忘れて、守りに入った時に、
アメリカの終わりが始まる。
開拓者精神こそが、アメリカの存在理由である。
どの国にも、存在理由があります。
アメリカは、ヨーロッパにはなれない。
アメリカがヨーロッパになろうとした時に、
アメリカの存在理由は、なくなる。
アメリカは、永遠に、「アメリカ」で、あり続けなければならない。